自毛植毛とは
植毛には大きく分けて、自毛植毛と人工植毛の2種類があります。
自毛植毛というのは、その名の通り、残っている自分の毛を使って、毛の薄くなってしまった部分に移植する治療法です。
毛が薄くなってしまっても、完全に全ての毛が抜けてしまうのいうのは稀で、多くの人達は後頭部の毛が残っていると思います。これは、後頭部に生える毛が頭頂部などに比べ、男性ホルモンによるダメージが少ないために起こります。この残った後頭部の毛を生きたまま毛根から、薄くなってしまった部分に植え付けるのです。
この治療法の利点は、植え付ける髪の毛が自分のものなので、違和感なくなじませることができるという点です。デメリットとしては人工植毛に比べ、治療に時間がかかってしまうのですが、健康面などの理由から、現在は自毛植毛を採用するケースが増えてきているようです。
自毛植毛の手術について
植毛を行う際は、麻酔をつかっているので治療中に痛いということはありません。術後数週間は、頭にしびれや違和感を感じるかもしれませんが、次第に馴染んでくると思うので心配は要らないと思います。
極まれに、植毛を行った箇所から出血してしまうというケースもあるようですが、たいていの場合、抑えれば直ぐに止まる程度のもののようです。
また、植毛直後に抜け毛が増えるというケースがあるようですが、これはヘアサイクルによるもので、一時的なものですので心配はありません。
人工植毛とは
人工植毛は、科学的に作られた人工の毛を使って、薄くなった頭皮に植えつける治療法です。キューティクル加工がされていたり、いろんな種類の髪質・色が用意されていたりと、本物と見分けがつかない程のクオリティでできあがっています。
植毛用の針を使い直接頭皮に縫い付けるのですが、体へ害も考えられるため、自毛で植毛を行う人が増えているようです。