2012年11月4日日曜日

脱毛症の種類「AGA(男性型脱毛症)」

AGAとは

最近はテレビのコマーシャルでも聞くようになった「AGA」。日本語では男性型脱毛症と呼ばれ、男性ホルモンの影響によっておこります。

男性特有の脱毛症ですが、女性がかかることも多くなってきています。ただし女性のほうが回復をする可能性は高く、改善させるのも男性に比べ簡単です。

男性の多くは30~50代から発症するようですが、最近では10代のAGAも増えてきているようです。


AGAのパターン

AGAで薄毛が進行するパターンを大きく分けると、額の生え際から薄くなっていくM字型。頭頂部から徐々に薄くなっていくO字型が多いようです。

AGAは対処をしないと、どんどん髪の毛薄くなっていってしまうので、症状が出た初期段階で治療を始めるのが効果的です。コマーシャルでも見るように、病院で治療ができるところも増えてきていますし、プロペシアなどのサプリメントも有効な手段として一般に取り入れられてきています。

円形脱毛症などはこれに含まれません。


AGAの原因

AGAには沢山の原因が考えられ、解明されていない部分が多くありますが、最も影響力が強いとされているものは遺伝です。

男性は母親の、女性は父親の影響を受けやすいとされています。母親が薄毛の場合、75%の確率で影響を受け、父親が薄毛の場合50%の影響があると言われています。

「それならもう何をしたってだめか・・・」と諦める必要はありません、極度の例外を除き、AGAの多くは改善可能なのです。まずは育毛剤の使用や、頭皮のケアなどで、遺伝以外の影響しているかもしれない要素を改善させて薄毛予防、発毛促進をすることができます。


その他の原因

その他の原因の一つとしてあげられるのは、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるものです。

これに関しては、簡単にコントロールできるものではありませんが、生活習慣を改善することで抑えることができるようになります。

食事は糖分を控え、適度な運動を行い、なるべくストレスのないように生活を送り、十分な睡眠を取るようにしてください。


AGAの治療

代表的なAGAの治療には、上に出てきたDHTを抑える役割のある薬の使用があります。

一つは「フィナステリド」という成分を使った治療法です。これにより、抜け毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑えることができます。

また「ミノキシジル」と呼ばれる血管拡張剤を使って、血管を拡張して血流を増幅させ、より多くの栄養が回るようにして、脱毛しにくい毛を作る治療もあります。これにより太くたくましい髪の毛が生えてくるわけです。

フィナステリド使った薬は「プロペシア」が最も有名です。ミノキシジルを使用したものでは「ロゲイン」や「リアップ」などの治療薬が代表的です。