髪の毛が抜けるということは自然なことです。大事な髪の毛を一本たりともぬかしてなるものか!という気持ちもわかりますが、どんなにふさふさな人でも、一日50~100本は髪の毛が抜けているといわれています。
大切なのは、抜けている髪の毛がどういった種類のものなのかきちんと判断をするということにあります。
髪の毛にはヘアサイクルというものがあって、「成長期~休止期~脱毛」という循環で成長しています。そのためどんなに頑丈な髪の毛をもっていても、髪の毛が抜ける時期がくると抜けていきます。
ただ、抜け毛・薄毛が進行していくと、この抜ける量が増え、何倍もの毛がぬけてしまうのが問題なのです。
もし抜け毛が増え始めたなと少しでも思ったら、すぐに対応をしてください。進行し始めた時期に、きちんとした対応をしておけば被害を最小限に抑えることができます。これはどんな病気にも言えることですね。
それでは、いったいどんな種類の抜け毛が危険なのでしょうか。
まずは、抜け毛が増えてきたな、と思う箇所の髪の毛を軽く引っ張ってみて下さい。少なくなっているところをそんな・・・。と思うかもしれませんが、自分の髪の毛の状態を知るためですので、心を鬼にして下さい。
抜けた髪の毛は、短い毛でしたか?長い毛でしたか?
もし短かくて細い毛があったら、それは今後抜け毛が進行していくサインかも知れません。短くて細い毛というのは、髪の毛がまだ成長段階にあることを示しています。まだ成長しきっていないにもかかわらず、抜けてしまうということは、髪の毛が短命になってしまっているということ・・・。これは危険です。
抜けた毛の毛根部分はどうでしたか?
もし毛根の先端が、マッチ棒のように丸くなっていなく、細くなっていたら、それもまだ成長過程の髪の毛である証拠です。本来はまだ成長できる髪の毛だったので、このような抜け毛が増えているのも危険なサインです。
このように、抜け毛の中で成長過程にある毛が、どのくらい抜けているのかをきちんと判断してください。そうすることによって、自分の髪の毛のヘアサイクルが正常なものなのかそうでないのかを確認することができます。もしもヘアサイクルが崩れてしまっているのであれば、早急に対処する必要があります。